初期研修医

【忙しい医者向け】しっかり分かる年収と手取りの違いについて

皆さんは年収と手取りと聞いてその違いはわかりますか?

実際に貰う額が大きければ大きいほど差し引かれる税金も多くなります。実際にバイトをしていて紹介では「日給9万円」と聞いていたのに実際に給料日になって振り込まれた額がそれよりも少なかったという経験がある人もいるのではないでしょうか?

また正直、お金のことや給料のことは知らなきゃと思っているけど、医学の勉強で一杯一杯でなかなかそこまで手が回っていない人も多いのではないでしょうか?

今回は年収と手取りの違いについて述べていきたいと思います。

年収と手取りの違い

●年収とは?

「年収」とは1年間に病院から支給された純賃金のことです。この中には、毎月の給与や各種手当やボーナスなども含まれます。しかし、交通費は実費支給となるために年収とは別で計算されます。

この年収と同じような言葉に額面という言葉があります。税金等が引かれる前に病院等から支給される総支給額のことを指します。

●手取りとは?

実際に、税金や保険料が全て引かれた後に銀行口座に振り込まれているお金のことです。

このお金が自由に使えるお金です。一番大事なのがこの手取りです。

年収から手取りを計算する方法

なぜ年収と手取りとの間には金額の差が出るのでしょうか?

実際に病院から渡される源泉徴収票をみたこともある方もいるかもしれません。

支給金額(額面)から

  • 厚生年金保険料
  • 健康保険料
  • 介護保険料(40歳から64歳までの職員)
  • 雇用保険料
  • 住民税
  • 所得税

この項目が給料から差し引かれます。

おそらく医師国家試験の公衆衛生の勉強でいやでも覚えさせられた介護保険は40歳から64歳になってからなので医師10年目程度まではあまり変わりありません。

他にも病院によっては研修医等に社宅を貸していることもあるのでその場合の社宅費もここから引かれます。

  • 「厚生年金保険料」:負担金額は標準報酬月収の9.15%
  • 「健康保険料」:加入している保険組合や地域によって異なりますが、東京都内協会けんぽ加入の場合は、自己負担は4.92%(令和3年度現在)
  • 「介護保険料」:自己負担は標準報酬月額の0.785%
  • 「雇用保険料」:事業内容によって異なるが、一般の事業の場合は自己負担は月給の0.3%
  • 「住民税」:前年度の課税所得の約10%
  • 「課税所得」:課税所得の金額に応じて課税所得の5-45%、そこから税額控除して計算
給料から天引きされる金額の種類計算式
厚生年金保険料標準報酬月額×9.15%
健康保険料標準報酬月額×4.95%
介護保険料標準報酬月額×0.785%
雇用保険料月給×0.3%
住民税前年の課税所得×10%
所得税課税所得の5-45%-税額控除

この標準報酬月額とは4〜6月に振り込まれる給与の平均額を言います。

課税所得とは、社会保険料や配偶者控除、住宅ローン控除などを含めた所得控除を引いた後に残った金額のことを言います。

この残った金額に対して所得税がかかります。

例として「年収720万円の扶養親族のいない研修医3年目の人」が月に手取りいくら貰えるのか計算してみます。

年収÷12カ月=60万円がひと月あたりの給与額です。

保険料の計算を行うときに使う「標準報酬月額」は60万円となります。

「厚生年金保険料」・・・5万4900円

「健康保険料」・・・2万9700円

「雇用保険料」・・・1800円

「住民税」・・・前年の所得に応じて決定するため不明(課税所得の約10%)

「所得税」・・・課税所得は600,000-54,900-29,700-1,800=513600円となります。

これを元に計算すると、所得税額(源泉徴収税額)は国税庁の源泉徴収税額表でも見ることができます。

国税庁HPより:源泉徴収月額表

51万3600円における徴収税額は31,860円となります。扶養家族が1人いる場合は26,860円となります。

つまり、51万3,600円-3万1,860円=48万1,740円となりここから住民税を引いた金額がひと月の手取り額になると予想されます。

住民税額は、前年度に所得控除の対象となるふるさと納税をしているかどうかや、生命保険料控除の料金によって少し異なりますが、前年度の年収も720万円とした場合には課税所得は495万円となります。(*詳細の計算式はまた次回記載します)

そのため課税所得×10%であるため、

495万円×0.01=49,500

となります。

【年収720万円の場合の手取り月額の目安例】

金額項目計算式
60万円総支給額(A)
▲54900厚生年金保険料60万円×9.15%
▲29700健康保険料60万円×4.95%
▲1800雇用保険料60万円×0.3%
▲49,500住民税前年の課税所得×10%
▲31,860所得税課税所得の5-45%
432,240手取り金額

これが年収720万円の場合のシュミレーションでした。勤務医で当直バイトをたくさん入れたり、市中病院で地方に行けば行くほどおそらく給料が上がると思いますが、一応このような計算になります。

また、この社会保険料や所得税率はこまめに見直しがされていて年々上がる傾向にあります。

ひと昔であれば普通に開業したりすればある程度のお金が溜まったりする時代でしたが、今は違う時代になっているのかなと感じています。

実際、年収1,000万円でも手取りの収入は728万円で、1ヶ月の手取り額は60万円程度、

年収1,200万円と実際の手取りは71万円となっています。

手取りを増やす方法は?

●より稼ぐ

●節約する

●より稼ぐ

実際より稼ぐという方法として

  • バイトの数を増やす
  • より高い給料の職場に転職する
  • 開業する、
  • 自由診療をする

実際に色々な方法がありますが、個人にあった方法があるのでそこは自分と相談して選んでください。

毎日当直バイトばかりする生活は疲れますし笑

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●節約する

この節約は自分が使っているお金を見直すということもありますが、所得税や住民税を節約する方法があります。例えば、iDeCoや「ふるさと納税」を活用するなどです。

お金についてもっと知りたい人向けに自分もよくみている【両学長のリベラルアーツ大学】の動画を載せておきます。みてみてください。

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